iPad を iOS 5.1 にアップグレードしてしまったため、うちの Mac の Snow leopard のままのでは Xcode 4.2 からアップグレードできず、
iOS 5 での実機テストができなくなってしまった。
これだけのために評判最悪な Lion にアップグレードするのも嫌なので何か方法は無いかと探してみたらあったので、メモ。
まず、 Xcode の 4.3 の最新版(2012年7月時点では4.3.3 for Lion)の dmg ファイルをダウンロードする。
まずは Xcode やシミュレーターを開いていたら全て閉じておく。ダウンロードした dmg マウントしたら、以下のディレクトリを開く。
/Volumes/Xcode/Xcode.app/Contents/Developer/Platforms/iPhoneOS.platform/DeviceSupport/ [1]
Finder ではここまで展開できないので、 Terminal を使ってこのディレクトリまで cd し、 open . で開くと良い。
また、同様に現在インストール済みの Xcode の以下のディレクトリも開いておくと便利かも。
/Developer/Platforms/iPhoneOS.platform/DeviceSupport/ [2]
どちらも開いたらディレクトリ [1] の 5.1 (9B176) ディレクトリを [2] にコピーする。
次に同様に以下のディレクトリ [3] の
/Volumes/Xcode/Xcode.app/Contents/Developer/Platforms/iPhoneOS.platform/Developer/SDKs/ [3]
iPhoneOS5.1.sdk ディレクトリを以下 [4] にコピーする。
/Developer/Platforms/iPhoneOS.platform/Develooper/SDKs/ [4]
さらに version.plist もコピーする。コピー元は [5] で、コピー先は [6]
/Volumes/Xcode/Xcode.app/Contents/Developer/Platforms/iPhoneOS.platform/ [5]
/Developer/Platforms/iPhoneOS.platform/ [6]
これで iPhoneOS の実機サポートは完了。
ついでに同様の手順で シミュレーター SDK もコピーしておく。以下のマウント先のディレクトリ [7] にある iPhoneSimulator5.1.sdkをディレクトリ [8] にコピーする。
/Volumes/Xcode/Xcode.app/Contents/Developer/Platforms/iPhoneSimulator.platform/Developer/SDKs/ [7]
/Developer/Platforms/iPhoneSimulator.platform/Developer/SDKs/ [8]
そして version.plist もコピー。これで完了。
/Volumes/Xcode/Xcode.app/Contents/Developer/Platforms/iPhoneSimulator.platform/ [9]
to
/Developer/Platforms/iPhoneSimulator.platform/ [10]
これで Xcode 4.2 を再起動すると iOS 5.1 のテストができるようになる。
しっかし実質 Mac OS X のアップグレードなんて必要ないのに Lion へのアップグレードを有償で強制するあたりが、 Apple を心から好きになれない理由だったりする。